理学療法
理学療法士・リハビリ職がまず覚えたい英語表現20選
2026年7月24日 公開 · Hiyu Lab
外国人患者のリハビリを担当することになったとき、最初に困るのは「専門用語」より「その場の一言」です。可動域を測るとき、立ち上がりを介助するとき、痛みの有無を確認するとき——短くても正確な声かけができるかどうかで、リハビリの安全性と信頼感が変わります。この記事では、理学療法士・作業療法士・リハビリ職がまず覚えたい英語表現を、4つの場面に分けて紹介します。
01評価・問診の場面
リハビリは評価から始まります。まずは痛みと動きの状態を英語で聞き取れるようにしておきましょう。難しい構文は要りません。短い疑問文で十分です。
Where does it hurt?
どこが痛みますか?
Does it hurt when you move like this?
こう動かすと痛みますか?
On a scale of 0 to 10, how bad is the pain?
痛みは0から10でどのくらいですか?
Can you bend your knee as far as you can?
できるだけ膝を曲げてみてください。
Let me know if it feels numb or tingly.
しびれやピリピリがあれば教えてください。
この章のまとめ
評価では「痛みの場所・程度・動きによる変化」を聞ければ十分。まずは短い疑問文を口に出せる状態にしておきましょう。
02動作の指示・介助の声かけ
移乗や起立、歩行練習では、動作のタイミングを合わせる声かけが安全に直結します。命令形は失礼ではなく、むしろ明確で親切です。
Push through your heels and stand up slowly.
かかとで踏ん張って、ゆっくり立ち上がってください。
Hold on to the rail with both hands.
両手で手すりをつかんでください。
I'll count to three, then we move together.
3つ数えたら、一緒に動きましょう。
Take your time. There's no rush.
ゆっくりで大丈夫です。急がなくていいですよ。
Stop if you feel dizzy.
めまいがしたら止めてください。
03説明・安心づけ
患者さんは「これから何をされるのか」がわからないと不安になります。次の動作を一言先に伝えるだけで、協力が得られやすくなります。
Today we'll work on your balance.
今日はバランスの練習をします。
This might feel a little tight, but it shouldn't be painful.
少し突っ張る感じはしますが、痛くはならないはずです。
You're doing really well.
とても上手にできていますよ。
Let's do five more, then take a break.
あと5回やったら、休憩しましょう。
「次に何をするか」を一言先に伝えるだけで、患者さんの緊張はぐっと下がります。完璧な文法より、タイミングの良い一言です。
04多職種連携・記録
カンファレンスや申し送りでは、評価結果や目標を簡潔に共有します。定型フレーズを持っておくと、要点がぶれません。
His range of motion has improved since last week.
先週より可動域が改善しています。
She can walk about 10 meters with a walker.
歩行器で10メートルほど歩けます。
Our goal this week is independent transfers.
今週の目標は自立した移乗です。
この章のまとめ
共有の場では「変化・現在の能力・今週の目標」の3点を英語で言えると、report がぐっと伝わりやすくなります。
まとめ:20フレーズを「口に出せる」ところまで
紹介した表現は、どれも短く、明日の臨床でそのまま使えるものばかりです。大切なのは、黙読で「知っている」状態ではなく、実際に口に出して言える状態まで持っていくこと。声かけは、とっさに出てこなければ意味がないからです。
おすすめは、1日5分の音読と、瞬間英作文での反復です。日本語を見て英語がスッと出るまで繰り返せば、現場で迷わなくなります。
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